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技術情報Technical Information

精密蒸留INFO

Vol.2

単蒸留と精密蒸留

多段の塔を用い、わずかな沸点の差を利用して成分を分離する「精密蒸留」。

「精留(分留)」は、原理としては「単蒸留」を何回も繰り返し、徐々に成分を細かく分けていく蒸留です。1回の単蒸留では沸点の差が小さい物質を分けることはできませんが、1回蒸留すると低沸点の物質の濃度が高くなります。それをまた蒸留すると、さらに高くなります。これを繰り返すと、だんだん純粋な物質に近づいていきます。しかし、これでは非常に手間がかかるため、実際には蒸留釜と冷却器の間に分留管というものを付けて、この操作を見かけ上1回の操作でやってしまう方法がとられます。

単蒸留と精密蒸留の原理

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